私達の働き方について

羽田野第二牧場は「育成事業」「肥育事業」「預託牛繁殖事業」の
3つの事業で成り立っています。全ての仕事は牛に関わることであり、
それぞれの事業に違った魅力があります。

羽田野第二牧場で働く従業員の男女比率は5:5であり、
性別問わず働ける環境作りを心がけています。

育成事業

羽田野第ニ牧場_仔牛へのミルクやり

育成事業では、生まれてから生後10ヶ月になるまでの子牛のお世話をします。主な仕事はミルクやり、給餌、健康管理、牛舎清掃。

ミルクは「ミルクタクシー」と呼ばれる270リットルのミルクが収容できる装置にて子牛一頭一頭に配ります。中には、ミルクを飲むのが苦手な子牛もいます。そういった子牛には、哺乳瓶を使って一頭一頭丁寧にミルクを飲ませます。

子牛が育成牛(生後2ヶ月~)になるまでは、体が弱く寒暖差の激しい美深の生活を乗り切るのは大変です。そのため、体調を崩さないよう服を着させたり、ライトやヒーターを使った体温調整への配慮も行っています。

丁寧に、大切に育て、元気に成長する姿を見るのがやりがいにもなっています。

羽田野第ニ牧場_仔牛にネックウォーマを着せている写真

肥育事業

肥育事業では、育成牛(生後約10ヶ月~)からお肉になるまでの期間お世話をします。主な仕事は飼料の配合、給餌、育成牛の健康管理、牛舎清掃、牧草管理となります。業務は重機を用いて行い、身体への負担が少ない形で作業します。

牛は大きい音や急に動くものに怯えます。そのため、重機に乗る際は、できる限り配慮しながら作業します。

羽田野第牧場_寄ってくる写真7
羽田野第ニ牧場_給餌車で餌を配っている写真

また、3つの事業の中で最も多くの頭数を管理しています。

牛は成長につれて身体が大きくなると、自分の力だけでは起きれなくなり、身体に溜まったガスをうまく排出できず最悪死んでしまうことがあります。そうならないために個体管理を徹底し、牛の状態を把握しています。また、日中帯と夜間帯にて定期的な牛舎の見回りも行っています。

預託牛繁殖事業

分場ホルスタイン

預託牛繁殖事業では預託された子牛~分娩2ヶ月前までの雌牛をお世話します。主な仕事は預託された牛の管理、給餌、牛舎清掃、受精卵移植。

受精卵移植はスタンチョンと呼ばれる牛の頚部を挟んで安定させる固定具を使って行います。同時に20頭以上の繁殖作業を行うこともあり、獣医さん指導の元作業します。

また、牛は痩せすぎると発情が来なかったり、太りすぎると子宮周りに脂肪が付き、繁殖作業がうまく行かない場合があります。
そのため、一頭一頭の状態を把握するための見回りが日課です。状態に合わせた飼料の配合、分量の調整などの飼養管理も行っています。

羽田野第ニ牧場_繁殖作業